JVCケンウッド、株式併合 会社法第194条に規定する単元未満株式の買増制 度導入
2010 年 5 月 15 日
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JVC・ケンウッド・ホールディングスは14日、普通株式を10株から1株に併合する議案を来月下旬の株主総会に付議すると発表した。株式併合で現在、40円台で推移している株価の引き下げを狙う。業績不振で自己資本比率は2010年3月末で16.7%(前期末は21.1%)に低下。将来的に新株発行増資を検討しているもようで、希薄化に伴う株価の影響を限定する狙いもありそうだ。
(日本経済新聞2010年5月15日14面)
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会社は、本株式併合にあわせて単元未満株式の買増制度を導入する予定です。
単元未満株主制度とは、所有の単元未満株式を1単元(100株)の株式にするために必要な数の株式を買増すことを会社に請求できる制度です。
例えば株式を20株を保有する株主は、80株を市場価格で会社から購入し、単元株式に整理することが可能です。
なお単元未満株式買増制度を採用する場合、定款に定める必要があります。
JVCケンウッドは、定時株主総会で定款の一部変更に関する議案を付議することを発表しています。
定款変更の内容は次の通りです。
単元未満株式の買増し
第9条 当会社の株主は、株式取扱規程に定める ところにより、その有する単元未満株式の数と併せて単元株式数となる数の株式を売 り渡すことを請求することができる。
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カテゴリー: 会社法
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