証券化商品の発行額、6年ぶりに低水準

2009年の証券化商品の発行額は前年比29%減の3兆9106億円と6年ぶりの低水準だった。減少は3年連続。投資家がリスク回避志向を強め、不動産ローンを担保にした証券や複雑な仕組み債の発行額が急減した。ただ、足元では比較的安全な商品の需要が回復傾向で、市場は正常化に向かっている。
(日本経済新聞2010年1月16日14面)

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今日は備忘記録です。

「落ち込みが目立ったのは商業用不動産ローンを担保とする証券(CMBS)。不動産価格の下落で発行額は38%減の約4200億円にとどまった。資産担保証券(CDO)という仕組み債は、リスクの分かりにくさから敬遠され約1000億円と71%減少した。足元では市場全体は回復基調だ。10~12月期の発行額は前年同期比15%減だが、減少率はこの1年で最も小さい」(前掲紙)

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