TIBOR低下

債券市場で銀行勢が2年物や5年物などの中期国債を買い増している。新年度を迎えて運用残高を積み増すため、積極的な買いを入れているというのが一般的な見方。だが、ここにきてTIBORの低下が旺盛な買い意欲の一因との指摘が市場で出始めている。
(日本経済新聞2010年4月28日19面)

【CFOならこう読む】

「TIBORは銀行の資金調達コストを示すと同時に、銀行が企業に貸し出す際の金利の目安にもなる。TIBORの下げにより企業の資金調達コストも低下する。反面、「銀行の貸し出しでの運用益は減るため、国債への投資で補おうとしている(みずほ証券の三浦哲也氏)」(前掲紙)

CFOとしてはTIBORが下がっていることを頭においた上で、資金調達の善し悪しを判断しましょう。

それにしても金融緩和をして金利が下がっても、企業に資金が回らなければ意味がないと思います。

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