日本の底力、日本の技術力

2010年6月13日に地球へ帰還した小惑星探査機「はやぶさ」から、ガス成分が回収されたというニュースを最近聞きました。

恥ずかしながらそんなニュースを聞いてもそのすごさが今一つよくわかっていなかったのですが、昨日ラジオで「はやぶさ」の取材を続けてきた山根一眞さんの話を聞いてよくわかりました。

片道30億kmもかけてたった550メートルしかない小惑星イトカワまで到達し、何千枚という写真を撮影し、サンプルを採取して地球まで戻ってくる、これは世界初だそうです。

イオンエンジンという新しい技術も去ることながら、4機のエンジンが全て止まってしまっても諦めない日本の技術者の執念、底力はすごい。そしてそういう事態を想定して周到に準備をしていたのもすごい。

「はやぶさ2」にさらなる期待が集まるところですが、例の事業仕分けで予算が削られ、プロジェクトの継続が困難な状況だというようなことを山根さんは話していました。

「民間でやれないことを国でやる」
「はやぶさ」はまさに国が全面的にバックアップして進めるべきプロジェクトだと私は思います。