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トライアイズ解任議案の差し止め請求

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トライアイズ監査役、解任議案の差し止め請求

ソフト開発会社、トライアイズ(旧ドリームテクノロジーズ)の監査役が16日、25日に開く定時株主総会に自らの解任議案が提出されたことについて、差し止めを求める仮処分を東京地裁に申し立てた。上場企業が監査役解任議案を提出するのは異例だ。
NIKKEI NET2009年3月17日

【CFOならこう読む】

トライアイズ(旧ドリームテクノロジーズ)は、3月25日に開催する提示株主総会で古川孝宏の解任議案を提出します。

解任の理由は次の通りです。

古川孝宏氏は当社の常勤監査役であったものの、取締役の職務遂行に関する透明性、合理性についての業務監査が十分でなかったことから、監査役としての適格性を欠いていると認識し、同氏の解任をお願いするものであります。
なお、取締役会は、平成21年1月16日開催の監査役会において下村昭彦氏が常勤監査役に選定された旨報告を受けております。
(第14回定時株主総会招集通知)

これに対し古川氏は差し止めの仮処分を東京地裁に申し立てたというのがこのニュースです。

申立書による、資産運用方針などを巡って経営陣と対立、会社側から財務諸表の提出を受けられず監査を妨げられたという。
(前掲紙)

20090317

上の表を見ればわかるように、ここ最近任期前の監査役の辞任が続いています。そんな中、古川氏は監査役としての責務を全うしているようにも見えます。

いずれにしても古川氏は監査役会の監査報告書への押印を拒否していることから、これに伴い、定時株主総会で計算書類の承認が必要であるということになりました。

また招集通知に添付された監査役会の監査報告書には古川氏の氏名の記載があったのが、これを削除する旨の訂正がおこなわれています。

上場会社の全ての監査役は、自らのに与えられた権限の大きさを改めて認識し、コーポレートガバナンスのために思い切り力を奮ってもらいたいと、私は思います。

【リンク】

平成21年3月5日「第14回定期株主総会招集のご通知」株式会社トライアイズ

平成21年3月5日「第14回定期株主総会招集のご通知(追補)」株式会社トライアイズ

平成21年3月13日「第14回定時株主総会招集ご通知の訂正について」株式会社トライアイズ