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【資本政策詳解】大幸薬品

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大幸薬品の株式上場の概要は次の通りです。

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大幸薬品は、1946年設立、「正露丸」、「セイロガン糖衣A」を中心とした、軟便・下痢・食あたり・水あ たり・吐き下し等に有効に作用する一般用医薬品である胃腸薬の製造及び販売を行っている会社です。

公募価格は2,000円、2009年3月期見込みEPSが98.16円なのでPER20.3倍という水準での株式公開となりました。上場時の公募増資がなく創業者一族などの保有株売り出しのみの上場です。

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大幸薬品の主な資本政策は (表2)の通りです。

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財務状況は極めて良好で、キャッシュも潤沢です。2007年8のファイナンスも持株会や役員・従業員に対し行ったもので、資金調達の必要性があって行ったものではありません。

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上位株主にずらりと柴田性が並ぶ、最近では珍しい資本政策になっています。従業員へのインセンティブは、従業員持株会とストックオプションによっています。

上場目的について、柴田仁社長は、次のように述べています。

相続税対策ではない。将来の機動的な資金調達に備える」としており、感染管理事業の業容拡大に必要な資金調達手段の確保が念頭にあるようだ。
(日経ヴェリタス2009年3月22日 28面)

血縁関係がよくわかりませんが、これだけ保有株式がばらけると、近い将来どこかに買収されるということになるように思います。というより、むしろそこまで考えた上での上場であるのかも知れません。

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大幸薬品

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