【資本政策詳解】テラプローブ

テラプローブの株式上場の概要は次の通りです。

テラプローブは、2005年設立、半導体のウエハテスト、ファイナルテストに関する受託事業を行っている企業です。上場前時点ではエルピーダメモリが61%保有する連結子会社で売上高の約7割はエルピーダ向けとなっています。

公募価格は3,000円、予想PER6.1倍という水準での株式公開となりました。

テラプローブの主な資本政策は (表2)の通りです。

創業からさほど時間が経過していないこともあり、設立から上場に至る全ての資本政策が開示されています。
A種優先株式によるエクイティファイナンスに特徴があります。

テラプローブはIPOによりエルピーダメモリの連結子会社からはずれることになりますが、上場後も引き続き40%の持分を保有することになります。
役員・従業員は現物株を保有せず、インセンティブはストックオプションによっています。

【リンク】

「新株式発行並びに株式売出届出目論見書 平成22年11月」株式会社テラプローブ [PDF]