【資本政策紹介】DMP

DMPの株式上場の概要は次の通りです。

DMPは、2002年設立、グラフィックスプロセッサーの開発・販売、独自開発した3D(立体)グラフィックス技術のライセンス供与などを行っている企業です。

公募価格は2,400円、予想PER12.2倍という水準での株式公開となりました。

2008年3月期まで赤字が続いていましたが、3Dブームに乗る格好で、2009年3月期より、黒転しています。

DMPの主な資本政策は (表2)の通りです。

A種、B種、C種、D種と4種類の種類株式を発行していたのが特徴的です。
2008年6月に過去の累損を一掃するため、資本準備金の取り崩しを行っています。

典型的なVC型のIPOで、目論見書提出日現在でVCの所有割合が69.5%となっています。今後VCがExitをどのように行っていくか注目されます。
従業員のインセンティブはストックオプションによっています。目論見書提出日現在においてストックオプションによる潜在株式の発行済株式数に対する割合は23.8%とかなり大きいものとなっています。

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