ソフトバンク株価、自社株買い発表で上昇

ソフトバンクは商いを伴って上昇。前日に自社株買いを発表したのが材料視された。
(日本経済新聞2011年9月30日18面)

【CFOならこう読む】

昨日ブログで取り上げた、ソフトバンクの自社株買い発表の続報です。

「取得上限は119億円と時価総額の1%に満たないが、週前半までの下落が急だっただけに「買い戻しのきっかけとしては抜群のタイミング(大手証券)だったようだ」(前掲紙)

自社株買いは需給をタイトにすることにより、株価上昇を促す財務戦略であるという誤解が一部にありますが、119億円の自社株買いでも株価を動かすのです。

自社株買いの一番の意義は、株価が割安であるということを経営者が市場に伝えるシグナリング効果にあります。

そういう意味では自社株買い発表と合わせる形で、冬春商戦向けスマートフォンの新製品11機種を発表し、脱iPhone依存を印象付けたのも効果的であったように思います。

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