【資本政策詳解 】KLab

KLabの株式上場の概要は次の通りです。

KLabは、2000年設立、恋愛ゲーム「恋してキャバ嬢」等のSNS(交流サイト)向けゲームの提供、SI事業、クラウド&ライセンス事業を行っている企業です。

サイバードの子会社として設立、2004年にUSENに全株式が譲渡されましたが、2007年2月にSBIホールディングス等に株式が譲渡され、USENの子会社ではなくなりました。

公募価格は1,700円、予想PER14.7倍という水準での株式公開となりました。また初値は3,970円と公募価格の2.3倍となりました。

ソーシャルゲーム関連の売上の増加に伴い業績が拡大しています。

KLabの主な資本政策は (表2)の通りです。

2006年の第三者割当増資は400,000円の価格で行われましたが、2009年3月に行われた株主間の株式移動(主にSBI系のVCファンドに譲渡されています)は100,000円の価格で行われており、この辺のロジックはよくわかりません。

典型的なVC型のIPOで、目論見書提出日現在で真田社長の持分割合が19%となっており、今後VCのイグジットに伴い株主構成がどのように変わるか気になるところです。

従業員のインセンティブはストックオプションによっており、目論見書提出日現在で潜在株式の割合は13.2%と若干高めの水準になっています。

【リンク】

KLab株式会社