日産・ルノー、資本のねじれ

ルノーとの二人三脚でEV時代の盟主をめざす戦略だが、ルノーと日産自動車の間には「資本のねじれ」が横たわっている。
(日本経済新聞2011年10月20日17面)

【CFOならこう読む】

「ユーロネクスト市場に上場するルノーの株式時価総額は約8500億円相当。日産自動車(3兆2000億円)の1/4強にすぎない。ルノーは日産自動車の発行済株式の43%を保有しており、その価値(約1兆4000億円)だけでルノーの時価総額を上回る。
仮にルノーを買収すれば、より価値のある日産自動車を手中にできる計算だ。「小」が「大」を支配する構図となっている」(前掲紙)

グローバル化が進めば、あちこちでこういう問題が起きてくるのでしょう。

買収防衛問題と絡む話なので事は重大です。

以前、親子逆転問題を解決するために、イトーヨーカ堂グループが実行したような組織再編を世界規模で実行する必要があるかも知れませんね。

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