バフェット氏、「日本投資魅力薄れず」

初来日した米著名投資家のウォーレン・バフェット氏は21日、投資先企業がある福島県いわき市で記者会見した。日経平均株価はこの日、年初来安値をつけたが、同氏は日本には長期的な競争力を持つ企業が多く、「投資魅力は失われていない」との見方を示した。
(日本経済新聞2011年11月22日3面)

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「30年後、50年後も成長を続けているような企業を探している」(前掲紙)というバフェット氏の投資スタイルはよく知られているところです。

しかし日本企業への目立った投資はなく(福島県に工場を持つ超硬工具メーカー、タンガロイはイスラエルの会社)、それなら「投資魅力は失われていない」などとおべっかを言うのではなく、せっかく日本に来たのだから、何故日本企業への投資がないのか、日本企業はIBMと比べて何が劣るのか、どう変われば投資するか、などについて突っ込んだコメントが欲しかったですね。

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