日経平均株価、約半年ぶりに9600円台回復

「雪解けマネー」が日本株相場の潮目を変えつつある。日経平均株価は先週、約半年ぶりに9600円台を回復した。米景気と国内企業の業績次第では一段高になるとの見方も。世界的な金融緩和が演出する強気相場の持続性はー。
(日経ヴェリタス2012年2月26日10面)

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世界的な金融緩和は、日本株だけでなく、ドイツや米国の株価も押し上げています。

また、原油価格も大きく急伸しています。

「24日のニューヨーク原油先物の期近物は7日続伸し、前日比1.94ドル高の1バレル109.77ドルで終えた。価格を押し上げているのは、投機マネーの流入だ。米商品先物取引委員会(CFTC)によると、24日時点の投機筋による原油先物の買い越し額は2週連続で急増し、約10ヵ月の高水準となった」
(日本経済新聞夕刊2012年2月25日1面)

一方先週末円相場は大きく下落し、81円台と7ヵ月ぶりの安値となりました。

「朝方発表の1月の米新築住宅販売件数が市場予想を上回ったほか消費者心理の好転を示す指標も出て「米景気の回復傾向が強まっている」との見方から円売り・ドル買いが広がった」(前掲紙)

先週はニューヨーク金先物も週間で約3%高と、

「ここにきて急速にマネーが流入している。」(日本経済新聞夕刊2012年2月25日1面)

気がつけば日本株のPBRは1倍を回復しています。(日経平均採用銘柄1.08倍 2月24日終値ベース)

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