2011年度、IPOまで18.9年の短さ

インターネット関連企業を中心に設立から数年でIPOにこぎ着ける企業が増えている。スマートフォンの普及などでネット関連市場の拡大が続いているのが背景。社歴が浅くとも独自の事業モデルで急成長する企業が多く、全体でみて新規上場企業の「年齢」が若返る傾向にある。
(日本経済新聞2012年3月29日17面)

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2011年度に上場した主な企業は次の通りです。

社名 上場までの年数 主な事業内容
ライフネット 5.4 ネットで生命保険を販売
リブセンス 5.8 求人や不動産など情報サイトを運営
シンバイオ 6.6 医薬品の開発・商品化
カイオム 6.9 抗体医薬品の研究開発
モルフォ 7.2 「手ぶれ補正」など画像処理ソフトを販売
エムアップ 7.3 携帯電話やパソコン向けのコンテンツ配信
ブレインP 7.5 データ分析による顧客企業の販促支援
DMP 9.0 3D画像処理技術を供与
SFJ 9.0 北九州空港を拠点とした航空運送
イーブック 11.5 スマホやパソコン向け電子書籍の販売

(前掲紙)

 

「2011年度の新規上場は2010年度より14社多い37社。設立から上場までの平均年数は
18.9年と5年ぶりの短さだった」(前掲紙)

リーマン前の水準に戻った、ということです。

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