AIM初の起債
2011年5月に開設された東京証券取引所傘下の「TOKYO AIM取引所」のプロ向け社債市場「東京プロボンドマーケット」で初の起債があった。
(日経ヴェリタス2012年4月29日24面)
【CFOならこう読む】
「東京プロボンドマーケットは国内外の企業による資金調達の円滑化を目的に開設された。海外企業の起債を促す目的で、起債時の手続きを簡素にしたうえ、英文での情報開示を認めている。そのため、取引参加者を機関投資家などプロに限定している」(前掲紙)
最初の案件となったのは、オランダのING銀行債。発行条件その他の概要は以下の通りです。
銘柄 | ING銀行第1回社債 |
発行額 | 507億円 |
期間 | 2年 |
利率 | 1.40% |
発行価格 | 100円 |
格付け・予定 | Aa3(ムーディーズ)、A+(S&P)、A+(フィッチ) |
スプレッドがLIBORプラス100ベーシスポイントという高い水準に決まったこともあり、
「「投資家の引き合いが強く、当初想定を上回る金額が集まった」(主幹事 バークレイズ証券)」
(前掲紙)