日本企業と海外の企業の配当指標の比較

世界で戦う日本企業は、配当でもライバルの動向を意識する。投資家も高い配当を求める。株主への分配に力を入れている企業はどこか。独自の指標で採った。
(日経ヴェリタス2012年5月20日2面)

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事業活動のグローバル化に伴い、資本政策も「世界標準」を意識する企業が増えつつある。

以下今日の記事から抜粋します。

エーザイ・・・DOE(自己資本配当率)は、ファイザーやロシュと遜色ないレベル(柳良平執行役員)

テルモ・・・中長期的な配当性向を30%とする目標を設定。2012年3月期の純利益が前期比25%減るなかでも、年間配当は39円と5円増配した。

三井物産・・・「より健全な財務体質が実現できた」として、連結配当性向の下限を前期までの20%から今期は25%に引き上げる。

味の素・・・世界で戦うには資本効率やキャッシュを生み出す力が重要との認識から、5月8日に5000万株(発行済株式数の7.4%に相当)、500億円を上限に自社株買いをすると発表。また、2012年3月期の配当支払額(110億円)と合わせた株主還元額は610億円と純利益(417億円)を上回る。

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