栄光 vs 進学会 株主総会控え深まる対立 ー 続き

学習塾最大手の栄光ホールディングス(HD)と筆頭株主の進学会が栄光HDの経営体制を巡って対立している問題で、増進会出版社は22日、会社を支持する考えを明らかにした。
(日本経済新聞2012年6月23日11面)

【CFOならこう読む】

6月22日のエントリー「栄光 vs 進学会 株主総会控え深まる対立」の続報です。

「進学会は栄光HD株を議決権ベースで29.9%保有しているが、同28.0%の増進会が会社側に付いたことで、進学会の株主提案は否決される可能性が高まった」(前掲紙)

資本・業務提携と称して、20%から30%程度の資本を入れるケースが見られますが、中途半端に資本を入れてもあまり意味がないことを知っておく必要があります。

本当にシナジーのある業務提携であるなら、資本を入れなくてもwin-winの関係は構築できますし、資本の論理を働かせたいのであれば少なくとも過半の持分を取得すべきです。

なお栄光HDは第三者委員会を設置し、栄光と進学会との間に何があったのか、事実関係を調査するとのことです。

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