栄光HD、会社提案可決
学習塾大手の栄光ホールディングス(栄光HD)が27日開いた定時株主総会で、第2位株主の増進会出版社から取締役2人を迎える会社提案が可決された。
(日本経済新聞2012年6月28日3面)
【CFOならこう読む】
6月22日のエントリー「栄光 vs 進学会 株主総会控え深まる対立」
及び
6月25日のエントリー「栄光 vs 進学会 株主総会控え深まる対立 ー 続き」
の続報です。
「栄光HDと経営体制を巡って対立している筆頭株主の進学会が同社会長ら2人を取締役に選任するよう求めた株主提案は否決された」(前掲紙)
記者会見で栄光HDの近藤社長は、進学会との関係には、「埋めがたい溝がある」と述べたとのことです。そうなると30%近い進学会の持分はあまりに重い。特別決議が必要な例えば組織再編の総会決議は否決される可能性が出てきます。
また、今後栄光と増進会の提携によって新たに創造される株主価値の3割を進学会が持っていくというのも栄光HD側から見れば腑に落ちない話でしょう。
今後進学会の持株を巡りもう一波乱あるかもしれません。
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なし