日本航空の外国人保有4割、外資規制超える

日本航空の発行済株式の約4割を外国人が保有していることが26日、分かった。航空法により、日本の航空会社は外国人の議決権割合は3分の1未満に抑える「外資規制」がある。規制を超えた分は株主名簿に記載されないため、議決権や配当を一部失う外国人株主が出る可能性がある。
(日本経済新聞2012年9月27日13面)

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「日航は今後、できるだけ不公平感のない名簿記載ができるよう検討する。具体的には、外国人の保有株数を集計し、持株比率に応じて案分することで全体で3分の1未満に収まるような方法などを考える。この過程で株主によっては保有分に見合った議決権を受けられないケースも出てくるとみられる。」(前掲紙)

何とも酷い話です。「外資規制」がある企業を上場させるのであれば、規制枠を超えて外国人が株式を取得できない仕組みをあらかじめ設けておくべきです。それができないの
であれば、「外資規制」がある企業を上場させるべきではありません。

そもそも「外資規制」で産業を守る時代ではなく、規制の撤廃を真剣に検討すべき時期に来ていると私は思います。

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