ソニー自己資本比率40%目標

ソニーの加藤優最高財務責任者(CFO)は4日、日本経済新聞の取材で、2015年3月期の自己資本比率を40%以上に引き上げる考えを示した。業績回復による利益の積み上げや、11月末に発行した1500億円のCBの株式転換などで、9月末(27.1%)に比べ、10ポイント以上の改善を狙う。
(日本経済新聞2012年11月30日1面)

【CFOならこう読む】

「4~9月期の決算発表以降も格付け会社による格下げが相次いでおり、4日にはR&Iが、収益回復の遅れなどを理由に発行体格付けをシングルAに引き下げると発表した。」(前掲紙)

CBの株式転換による希薄化をきらって株価を大きく下げている中、CFOが今言うべきことではないように思います。今強調すべきは、格付けなんぞではなく成長シナリオでしょう。

CFOの一言は場合に寄っては会社の命運を左右します。

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