【資本政策詳解】ユーグレナ

ユーグレナの株式上場の概要は次の通りです。

ユーグレナは、2005年設立、微細藻ユーグレナ(和名:ミドリムシ)を活用した機能性食品の製造・販売、バイオ燃料・環境技術の研究開発などを展開をしている企業です。
JXホールディングス傘下のJX日鉱日石エネルギーなどとミドリムシを使ったジェット燃料の研究をするほか、大学との共同研究プロジェクトを複数進めています。

公募価格は1,700円、予想PER17.0倍という水準での株式公開となります。

黒転したのは2010年9月ですが、それ以降順調に利益が積み上がっており、2012年6月末時点の現預金残高は894百万円あります(総資産は1,368百万円)。

20121217_02fix2

創業期から黒転するまでの間の必要資金は主にVC等から調達しています。発行価格は、事業の進展に伴い、徐々に引き上げられています。

上場後の出雲社長の持株比率は約21%(新株予約権考慮後)、VC型の資本政策となっており、ファンドの今後のexitが注目されます。従業員のインセンティブはストックオプションによっています。

【リンク】

株式会社ユーグレナ