サントリーHD、M&Aへ500億円調達

サントリーHDは18日、清涼飲料事業を手掛ける主力子会社、サントリー食品インターナショナルを2013年にも東京証券取引所に上場させると正式発表した。調達資金は最大5000億円前後と見られる。
(日本経済新聞2012年12月18日19面)

【CFOならこう読む】

「関係者によると、年明けにも東証に上場を申請し、夏ごろにも上場する見通し。上場時の株式時価総額は1兆円規模となりそうだ。」(前掲紙)

サントリー食品インターナショナルの中期計画の概要は次の通りです。

2013年―2015年中期計画

<数値目標(既存事業)> ※いずれも2012年比
売上高 平均年率1桁台後半の成長(5%以上)
EBITDA 平均年率1桁台後半以上の成長

<事業方針>
(1)国内事業における「重点ブランドの強化」「新規需要の創造」
(2)国際事業における「ナチュラル&ヘルシー」をキーワードにした戦略展開
(3)M&Aの積極的な推進による新規事業の展開

サントリー食品インターナショナルは、2020年の売上高2兆円を目指しています。

世界の食品大手の時価総額
米コカコーラ 14兆円
米ペプシコ   9兆円
スイスネスレ 18兆円
仏ダノン    3兆円

世界を市場に戦っていくには、どうしても規模の拡大が必要であるということです。

【リンク】

2012年12月18日「サントリー食品インターナショナル株式会社 2013年―2015年中期計画」