西武HD・サーベラス その2

西武ホールディングス(HD)は19日、筆頭株主の米投資会社サーベラスによる西武HD株へのTOB(株式公開買い付け)への対応策のために設置した有識者会議の初会合を開いた。
(日本経済新聞2013年3月20日9ページ)

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「会議ではサーベラスのTOBや取締役選任提案には反対すべきだ、との意見で一致。西武HDはこの助言をもとに取締役会で議論し、サーベラスの提案に対する反対の意見を26日までに表明する見通しだ。」(前掲紙)

西武HDの事業は鉄道やホテルなど公共性が高く、一部の株主の利益を代弁することはそぐわないというのが反対の理由だそうですが、今論点になっているのは、上場時期と公募・売出価格ですから、公共性うんぬんと関係ありません。言うべきことがあるとすれば、TOB価格がどうかということでしょう。

サーベラスは法制度に従い正々堂々TOBを行えばよいのだと思います。

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