サーベラスの提案否決

西武ホールディングス(HD)と米サーベラスの対立は、企業がリスクマネーの提供者である株主といかに向き合うべきかという問題を提起している。株式の安定保有が崩れつつある今、企業が株主の声を冷静に聞き、合理的に検討する必要性が増している。
(日本経済新聞2013年6月26日3ページ )

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「総会終了後、記者団の取材に応じた西武HDの後藤高志社長は「(サーベラスと)共通の目的である株式上場に向けて話し合いたい」と強調。サーベラス幹部のルイス・フォスター氏は「株主提案に極めて敵対的。株主の質問に満足に答えない」と不満を示した。」(前掲紙)

ルイス・フォスター氏の指摘は、多くの会社に当てはまるものと思います。

日本型経営の特徴として挙げられていた、終身雇用・年功序列が崩壊しようとしているのと同様に、日本型のコーポレートガバナンスを維持し続けることはもはや不可能ということなのかも知れません。

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