「官製ファンド」の膨張

政府がお金を出して企業に投資する「官製ファンド」が膨張している。安倍政権は2013年に6つのファンドを設立。資金規模は約1兆円増え、全9ファンドで5兆円近くになる見通し。金融危機時の企業支援策として始まった官製ファンドだが、最近は個別産業の育成に照準を合わせるケースが目立つ。民主導の経済活動がゆがまないよう、解散期限を守るなどの出口戦略が重要になる。
(日本経済新聞2013年10月8日3ページ)

【CFOならこう読む】

「平時に個別企業への関与を強めれば、日本企業への出資や買収を狙う海外ファンドや海外企業との競合も増える。海外マネーの日本への投資機運が衰えれば、安倍政権が掲げる「日本への直接投資倍増」という目標の達成にも影響が出かねない。」(前掲紙)

いっそ官民ファンドの民部分についてはすべて外資にお願いするのがよろしいのではないでしょうか?

【リンク】

なし