トヨタが社債2000億円

トヨタが社債2000億円 26日、発行額2倍に

トヨタ自動車は総額2000億円の国内普通社債(SB)を26日に発行する。同社のSB発行は6年半ぶりであるうえ、高利回りにも投資家の需要が集まり、発行額は当初下限と見込んだ1000億円から倍増した。日銀による企業の資金繰り支援強化策なども追い風となり、社債発行環境が改善に向かう可能性もある。
NIKKEI NET 2009年2月20日

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「20日に発行条件が決まったのは5年物の1200億円と10年物の800億円の2本。格付投資情報センター(R&I)からは最上級「トリプルA」の格付けを取得した。10年物の利率は2.01%。国債利回りに対する上乗せ幅(スプレッド)が0.75%と高水準になったことから、大型起債の環境は依然厳しいことがうかがえる。」
(前掲紙)

「社債の流通利回りを見ると投資家のリスク回避姿勢はなお根強いことが鮮明だ。ダブルA格の企業でも国債との利回り格差が0.7%台と、2008年10月の0.3%程度に比べ倍以上に拡大。昨年10月からシングルA格の起債は神戸製綱所、KDDIの2件だけで、トリプルB格の起債は9月以降途絶えている。」
(日本経済新聞2008年2月21日12面)

日経新聞2009年2月21日 12面

日経新聞2009年2月21日 12面より

エクィティファイナンスが難しい中、社債だけが頼みの綱ということしょう。

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