経営計画ートヨタのケース

トヨタ、世界生産990万台・08年計画、5%増

トヨタ自動車は2008年の世界生産台数(ダイハツ工業、日野自動車を含む)を07年見込みより約50万台多い990万台程度に引き上げる。中国や中東など新興国で販売拡大が続く見通しで、海外を中心に積極的な増産を継続する。トヨタは07年の世界生産で米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜くが、08年はさらに差が広がるのが確実な情勢だ。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20071216AT1D1502J15122007.html

【CFOならこう読む】

トヨタの2008年の世界生産台数(ダイハツ工業、日野自動車を含む)を前年比5%増の990万台見込むとのニュースです。

1000万台ではなく、990万台というところに数字のリアリティを感じます。経営計画を立案する場合、数字を要素レベルまで分解し、それぞれの要素のとりうる値の幅とその生起確率を想定する必要があるわけですが、この予測をどのようなルールに基づいて行うかを会社として明確にしておく必要があります。

ほとんどの会社が個人の裁量に任せていると思われますが、粉飾の多くは達成不能な計画を達成させるために行われることを知るべきです。

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