今年の新規上場37銘柄、6割は公募価格下回る

今年に新規上場した37銘柄の直近の株価と公募価格を比べたところ、電子書籍やネット関連が上昇する一方、バイオ関連は下落した銘柄が目立った。欧州の債務問題や円相場の高止まりが長引くなか、主力の輸出関連銘柄を避けた資金の一部が、国内で成長余力の大きそうな銘柄に流入したようだ。
(日本経済新聞2011年12月27日17面)

【CFOならこう読む】

今年に新規上場した企業の株価(26日時点、単位%、▲はマイナス)

電子書籍やネット関連銘柄の上昇が目立つ中、ネクソンは公募価格1300円に対し昨日(26日)終値1175円と10%程度下回っています。「「設定価格が割高だったのではないか」(国内証券)との指摘もある」(前掲紙)

とのことですが、2011年12月期予想EPSに対するPERは17.9倍、成長余力を考慮するとそれほど高いとは思えません。

【リンク】

なし