【TOB開示資料分析】PGM・アコーディアー敵対的買収成るか?

ゴルフ場運営首位のアコーディア・ゴルフは3日、同業2位のPGMホールディングスからのTOBに反対し、対抗策として大幅な増配に踏み切る方針を正式発表した。会見したアコーディアの鎌田隆介社長は「TOB価格は企業価値に照らして不十分だ。断固反対する」と述べた。
(日本経済新聞2012年12月4日13面)

久しぶりの敵対的買収です。
反対の理由は次の通り。

(1) 中期経営計画を遂行し株主還元を行うことが株主のためになる
(2) PGMが提示したTOB価格は低すぎる
(3) PGMがアコーディアの取締役に圧力をかけられる株式を取得して経営統合を協議することになれば、株主利益が不当に害される恐れがある
(4) 現時点でPGMは将来の経営統合に向けた統合比率の条件を明らかにしておらず、強圧的な買収手法にあたる

【リンク】

2012年11月15日「株式会社アコーディア・ゴルフ株券に対する公開買付けの開始に関するお知らせ」PGMホールディングス株式会社 [PDF]