ソフトバンク、個人向け社債3000億円

ソフトバンクは3月にも、個人投資家向け社債3000億円を発行する。事業会社の個人向け社債としては過去最大の規模になる見通しだ。期限は4年。低金利の発行環境を生かし、米携帯電話3位のスプリント・ネクステルを買収する資金に充てる。
(日本経済新聞2013年2月6日15ページ)

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「ソフトバンクは今年半ばをメドに約201億ドル(約1兆6900億円)でスプリントを買収する予定。金融機関からの借り入れに加え、社債発行で調達する資金も買収などに充てる。調達先を分散させる方針をとっており、個人の社債への関心が高いと判断した。」(前掲紙)

日本格付研究所は、現在シングルAである格付けを引き下げるにしても1段階程度に止まるとしています。発行条件は、1%台半ばになりそう、とのことです。

なお、事業会社として過去最大の個人向け社債は、同社が2010年9月に発行した1300億円でした。そのときの発行条件は以下の通りでした。

1. 社債の名称 ソフトバンク株式会社第33回無担保社債(社債間限定同順位特約付)
(愛称「福岡ソフトバンクホークスボンド」)
2. 発行総額 金1,300億円
3. 各社債の金額 金100万円
4. 利率 年1.24%
5. 社債等振替法の適用 本社債は、その全部について、社債、株式等の振替に関する法律の規定の適用を受けることとする。
6. 払込金額 各社債の金額100円につき金100円
7. 償還金額 各社債の金額100円につき金100円
8. 期限および償還方法 3年
(1)償還期限 本社債の元金は、平成25年9月17日にその総額を償還する。
(2)買入消却 払込期日の翌日以降、振替機関が別途定める場合を除き、いつでも行うことができる。
9. 利払期日 毎年3月17日および9月17日
10. 申込期間 平成22年9月6日から平成22年9月15日
11. 払込期日 平成22年9月17日

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