サントリー食品、英定番飲料「ルコゼード」と「ライビーナ」買収

「上場後にこういう買収機会があり、合意できたことはうれしい」。9日の記者会見。サントリー食品インターナショナルの鳥井信宏社長は安堵の表情を浮かべていた。買収を決めたのは英製薬大手のグラクソ・スミスクライ(GSK)が持つ2つの飲料ブランド。いずれも英国では広く親しまれた商品だ。
(日経ヴェリタス2013年9月15日14ページ)

【CFOならこう読む】

「気になるのは果たして2100億円も投じる価値があるのかという点。2ブランドの2012年の売上高は797億円、
EBITDAは1億ポンド。買収価格の13.5億ポンドは、EBITDAの13.5倍にあたる。これは11~12倍とされる世界の飲料メーカーのEBITDA倍率を上回る水準だ。」(前掲紙)

記事は、アフリカの販路が手に入ること、オランジーナとの相乗効果が期待できることから必ずしも割高とは言えないと分析しています。

【リンク】

なし