旧日債銀粉飾、元会長ら逆転無罪

旧日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)の粉飾決算事件で、証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の罪に問われた元会長、窪田弘被告ら旧経営陣3人の差し戻し控訴審判決が30日、東京高裁であった。飯田喜信裁判長は銀行の経営判断の裁量を認め、3人の執行猶予付き有罪とした一審判決を破棄、逆転無罪を言い渡した。
(日本経済新聞2011年8月31日7面)

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護送船団の旗振りが突然旗を降ろし、今日からみなそれぞれに走りなさいということになり、その走り方はルール違反だと突然言われても、船の船頭としては
どうにもならなかったという面が間違いなくあったと思います。

日債銀経営陣側の小林芳郎弁護士の、「国の政策転換による破綻の責任を経営陣に負わせるべきではない」(前掲紙)との批判は至極真っ当なものであると私は思います。

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