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旭テックに対する2回目のTOB開始

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自動車部品メーカーの旭テックに対するATCホールディングス2号株式会社のTOBは、締め切り日が当初予定の3月26日から4月5日に延長された。今回のTOBは国内で初めて採用された「2段階TOB」の2回目にあたる。1回目は大株主から買い付け、2回目は一般株主からより高い価格で買い取る。
(日経ヴェリタス2012年3月26日27面)

【CFOならこう読む】

本件の概要を、会社説明資料より抜粋します。

◯ユニゾン・キャピタル・グループ(UC)に属する投資ファンドがその発行済株式の全てを保有している ATCH1及びATCH2は、公開買付け(TOB)等により旭テック発行の全株式を取得し、旭テックをUC の100%傘下とする予定です。

◯旭テックはUCによる本件計画の一環として行われる第1回TOBに賛同の意見を表明します。
第1 回TOBにおける買付価格については意見を留保しますが、第2回TOBが行われた場合には、第2回TOB に賛同し、旭テック株主に対して第2回TOBに応募することを推奨するべき旨、及び、その後の普通株式の 全部取得の手続を実施することも相当である旨の意見を表明します。

◯UCによる本件計画のポイント

1.優先株の取得
●TOBに先立ち、ATCH1がA種優先株式、B種優先株式について発行済の 全てを取得 (RHJIと東京海上から)

2.普通株の取得
●ATCH2が2回のTOBにより全ての発行済普通株式の取得を目指す
• 1回目はRHJIと東京海上の所有している普通株式の取得を目的として、27円/株(3ヵ月平均に対するプレミアム17.39%)で実施
• 2回目は残る全ての普通株式の取得を目的として、プレミアムを乗せた33円/株(3ヵ月平均に対するプレミアム43.48%)で実施

3.普通株全部取得
※ 旭テックの普通株式の2回目TOBもしくは普通株式の全部取得の決議 を経て上場廃止へ
●2回のTOBで取得出来なかった残りの普通株式の全てを取得する予定(株主総会にて決議)

大株主のRHJインターナショナル(旧リップルウッド)と東京海上日動火災保険は、保有する優先株を一括売却できることなどを理由に、低い価格でのTOB応募に同意したということです。
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/ma.aspx?g=DGXNASGC28014_28122011EE1001

なお、本件公表(2011年12月28日)に先立つ、19日に旭テックは業績予想の修正発表を行っています。

【リンク】

2011年12月28日「ATCホールディングス2号株式会社による当社株券に対する公開買付けに関する賛同意見表明のお知らせ」 旭テック株式会社    [PDF

「補足資料」 [PDF] 

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