あおぞら銀行、公的資金返済に道筋

あおぞら銀行は27日、政府から注入された公的資金を返済するための減資が同日の臨時株主総会で承認されたと発表した。長年の経営課題だった公的資金の返済に一定の道筋をつけた。筆頭株主の米投資ファンド、サーベラスはあおぞら銀行株式を売却する意向を表明。
(日本経済新聞2012年9月28日4面)

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「あおぞら銀行の前身の旧日債銀は1998年の破綻処理で公的資金が投入され、一時国有化された。その後、オリックスやソフトバンクなどの企業連合による買収を経て、2003年に外資のサーベラスが筆頭株主となっていた。」(前掲紙)

サーベラスが筆頭株主になって9年経つのですね。サーベラスは、米国でも有力なプライベートエクイティファンド(PEファンド)の一つですが、PEファンドというのはハゲタカファンドのイメージとは異なり、比較的長期間株式を保有し、じっくりと企業の再生に取り組むことが、これで日本でも認知されるようになるでしょう。

そう言えば、ハゲタカファンドという表現も最近は使われなくなりました。

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