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誰も疑わぬ「神話」にご用心

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来年の日本経済を考えるうえでも、「神話」には注意が必要だ。例えば、「日本の現場は優秀」との見方は強いが、過信するとリスクもある。「中小企業の重要さ」「消費者の品質志向」などを巡っても思い込みは根強い。データや根拠に基づき、批判的な精神を保つことが重要だ。
(日経ヴェリタス2013年12月22日51ページ 異見達見 川本裕子早稲田大学教授 )

【CFOならこう読む】

最近、日本はやっぱ最高、といった類いな本が売れていると聞きます。

そういった本には、日本の良いところとして、「日本の電車は遅れない」ということが挙げられています。
これも「神話」のひとつではないでしょうか?

しかし本当にそうでしょうか?
電車の相互乗り入れが進んだ結果、遠くで起きた遅れの影響を受けてこっちの電車が遅れるということが増えているように感じます。
また事故で長時間止まる、ことも日常的に発生しています。
安全確認のためしばらく停車します、といった内容のアナウンスもよく聞きます。

仮に「日本の電車が遅れない」ことが真実だとして、それは無条件に誇るべきことなのでしょうか?

英国でもドイツでも遅れるのが普通なのに日本では遅れないとしたら、それは何かおかしいと考える見方も必要です。
経済面から考えても電車が遅れないようにするためにかかるコストは相当なもののはずで、それを超えるメリットがどこにあるのかわからない、といえばわからない。

そもそも”電車が遅れて”、という言い訳が通用しない国より、多少遅れてもギスギスしない国の方がよい、と感じる人も多いのでは。

だとすると、「日本の電車は遅れない」という「神話」にも少し用心が必要です。

【リンク】

なし

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