IFRSと日本の会計基準の共通化に向けたロードマップ具体化へ

国際会計基準(IFRS)と日本の会計基準を共通化する作業の日程が具体化してきた。焦点の一つである企業年金の新会計基準は、2012年3月期から適用される見込み。積み立て不足が発生した場合、現行の分割処理から、全額を貸借対照表に即時反映させる方式に変わる。M&Aに伴うのれん代の計上方法も11年3月から変更が見込まれ、11年から12年にかけ、日本の会計基準の国際化が一気に進む見通しだ。
(日本経済新聞2009年9月1日1面)

【CFOならこう読む】

日本の会計基準と国際会計基準の共通化に向けたロードマップは次の通りです。実務では、”あの会計基準の適用はいつからだっけ?”と聞かれることがよくあります。これだけあるととても覚えきれません。そういうときには、ここを見てさくっと答えてあげてください。

日本経済新聞 2009年9月1日 9面より

日本経済新聞 2009年9月1日 9面より

「計画表によると、海外基準との違いが大きい年金会計については11年中に新基準を策定。順当にいけば12年3月期から強制適用となりそうだ。一方11年3月期から早期適用見通しとなったのれん代の計上方法については買収時の費用負担が軽くなる」

年金会計については、当ブログ7月15日エントリー「IFRS 数理計算上の差異の償却」をご覧下さい。

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