サーベラス幹部クエール元米副大統領、「西武は良い企業統治が欠けている」
西武ホールディングス(HD)の筆頭株主である米投資会社サーベラス幹部のダン・クエール元米副大統領=写真=は、「西武HDは企業統治や業績の改善に必要なことをした後に、速やかに上場を目指すべきだ」と語った。早期の株式上場を望むものの、今の経営成績では不十分とし、引き続き西武HD株を長期保有する姿勢を示した。
(日本経済新聞2013年4月26日9ページ)
【CFOならこう読む】
「自身を含め計8人を西武HDの取締役にするよう求めている点については、「西武は立派な会社だが、良い企業統治と内部統制が欠けている。改善に向け新しい知見を投入したい」と語った。」(前掲紙)
「西武は」を「日本企業は」に置き換えると、本質が見えてくるように思います。
今日の大機小機も西武問題を取り上げ、
「しかし、株主権は絶対でなく、株主価値の最大化が最優先されるべき企業目的とも言えない。」
と述べています。
こういう極端なことを言うと物事の本質が見えなくなります。
重要なのは、株主価値に優先されるものは何か、ということでしょう。
経営者支配が株主価値に優先されて良い理由はありません。
同じく今日の新聞に、西武後藤社長が官房長官と会談したとの小さな記事が載っていますが、
これは一体どういうことでしょう?
【リンク】
なし