ライツイシュー、広がる
「ライツイシュー(株主割当増資)」と呼ぶ新たな資金調達が広がってきた。新株予約権を活用する増資の手法で、2013年は6社が手続き期間の短縮など制度面が整備されてきたことが背景にある。
(日本経済新聞2013年5月21日15ページ)
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日本企業のライツイシューの実績は以下の通りです。
「市場関係者は「突然の増資発表で既存株主の権利が損なわれるリスクは低下する」とみる。ただ、当初の権利行使価格を低く設定すると、株価がそれにさや寄せする形で大きく下落する場面もある」
(前掲紙)
権利行使価格を低く設定され、株価が下落したとしても、株主価値に変動はなく、また、株主間の富の移転もありません。株式分割と同じですね。ライツイシューは経営者が株主を選べないという点でも優れています。
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