武田薬品の株価連動型役員報酬
武田薬品工業は2014年3月期から16年3月期までの3年間、1株当たりの年間配当額を180円に据え置く見通しだ。大型のM&A(合併・買収)は16年3月期までは抑制する方針。利益率が高い新薬を増やして収益回復を図る計画を進めており、配当や投資を抑える代わりに、事業活動で得た資金を新薬の研究開発などに振り向ける。
(日本経済新聞2013年11月19日17ページ )
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「武田のフランソワ・ロジェ最高財務責任者(CFO)が日本経済新聞の取材で語った。
(中略)
前期の通期業績を大幅に下方修正する一因となった、武田株の上昇に応じてグループ会社幹部の報酬額が増える株価連動型の報酬制度については、同制度が幹部社員の士気を上げ経営効率を高めるプラス面も大きいとして「今後も維持していきたい」と述べた。
」(前掲紙)
2013年3月期において、子会社である武田ファーマシューティカルズ・インターナショナル Inc.、武田ファーマシューティカルズ・インターナショナル GmbH、およびミレニアム・ファーマシューティカルズ Inc.で採用する報酬制度のうち、武田薬品の株価を参照する株価連動型報酬についての費用計上額は、3人の取締役合計で1,520百万円でした。
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