エフオーアイ、上場時売上高水増しか 証券監視委きょうにも強制捜査

2009年11月に東証マザーズに上場した半導体製造装置メーカー「エフオーアイ」が、架空取引で売上高を水増ししていた疑いのあることが11日、関係者の話で分かった。上場時に提出した有価証券届出書に、売上高を過大計上するなどした虚偽の決算情報を掲載し、粉飾額は100億円規模に上るとみられる。
(日本経済新聞2010年5月12日35面)

【CFOならこう読む】

「証券取引等監視委員会は12日にも、金融商品取引法違反(有価証券届出書の虚偽記載)容疑などで関連先の強制捜査に乗り出す方針を固めたもようだ。上場からわずか半年の企業に対し強制捜査に着手するのは異例」(前掲紙)

エフオーアイの財務諸表の異常さについては、上場前の11月13日に当ブログで指摘しているところです(2009年11月13日エントリー「【資本政策詳解】エフオーアイ」)。

事実のほどは捜査結果を待たなければわかりませんが、日本の新興市場はいまだにこんなもんかと悲しくなります。

【リンク】

なし