CDS保証料率急伸

東日本巨大地震を機に、企業の資金調達コストが上昇する懸念が強まっている。企業の信用リスクを取引するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、今週に入り保証料率が2010年6月以来の水準まで急上昇した。
(日本経済新聞2011年3月16日11面)

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「主要企業の信用力の動向を映す指数の「アイ・トラックス・ジャパン」は15日に152.43と前日に比べ30%上昇した。とりわけ東電のCDS保証料率は15日に、前週末の9倍近くに跳ね上がった。原発依存度の高い東芝のCDS保証料率は前週末の2.7倍、鉄道運転の支障が長期化する懸念のあるJR東日本も1.7倍になった」(前掲紙)

3月15日のCDS参考値は、東電が334.00。JR東日本が39.75、東芝が142.40となっています。

CDSについての説明は、2009年3月9日のポストをご覧下さい(「日本企業のCDS保証料、過去最高水準に」)。

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CDS参考値 J-CDS