上場企業の資金使途調査

企業の資金活用は「投資」と「安全志向」の両にらみー。日本経済新聞社が上場企業に今期のフリーキャッシュフローの使い道を聞いたところ、「工場の新設・増強、店舗拡大などの投資」が4割近くに上る一方で、「内部留保」「負債圧縮」との回答も約3割あった」
(日本経済新聞2012年6月14日13面)

【CFOならこう読む】

「回答は(M&Aを除く)投資」が36.7%と最も多く、「内部留保」(33.5%)「借入金返済や社債償還」(29.4%)「株主に対する総還元額の増加」は13%、「M&A」は12.3%にとどまった。」(前掲紙)

M&Aがまだまだ少ないのが気になります。

M&Aも投資の一つであるので、「M&Aを除く投資」と区別する必要はあまりないでしょう。経験値が不足していることから二の足を踏むケースもあるのかもしれませんが、リソースは外部から調達することも可能です。

成長を志向するすべての企業の経営者にとって、M&Aは当然検討すべき一つの選択肢であるはずです。

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