シャープ債、利回りが急上昇

先週の社債市場でシャープ債の流通利回りが急上昇した。日本証券業協会の集計では、直近発行の26回債(残存期間7年強)の国債に対するスプレッドは7月27日に2.94%となり、1週間で約1%拡大した。
(日経ヴェリタス2012年7月30日24面)

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「利回りが急上昇したきっかけは「2012年4〜6月期の連結最終損益が1000億円程度の赤字になったようだ」との7月24日の報道。2013年3月期通期の業績予想(300億円の最終赤字)と比べ足元の事業環境の厳しさが浮き彫りとなった」(前掲紙)

シャープのCDSも急上昇しており(622.27bp:東京金融取引所7月27日参考値)、留意が必要です。

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