ホンハイ、シャープへ出資見直し − 続き

シャープと台湾のホンハイ精密工業は3月の合意に基づいて提携関係を維持していくことを、週内にも発表する見通しだ。シャープ本体への出資をめぐり、ホンハイは今月3日、「条件見直しで合意した」と一方的に発表。「条件に変更はない」とするシャープとの見解の違いが表面化していた。
(日本経済新聞2012年8月7日3面)

【CFOならこう読む】

昨日のエントリーの続報です。

「両社が共同で出す発表文は出資条件見直しについて明記せず、提携維持を強調する内容となる見通しだ」(前掲紙)

そんな、とりあえずの発表をしても意味はないでしょう。

市場や債権者その他のステークホルダーが知りたいのは、出資条件の見直しが行われるか、行われるとしたらその条件はどのようなものか、それによってホンハイとの提携戦略は変更されるのかどうかです。

シャープ債の利回りも急上昇しており(2012年7月30日「シャープ債、利回りが急上昇」)、納得の行く説明が必要だと思います。

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