【M&A箴言集】米経営学者、ジム・コリンズ

強かった日本のエレクトロニクス産業が土俵際に追い詰められた。何が「つまづきの石」だったのか、背景を探ると、過去10年指摘され続けた「電機再生のための処方箋」の限界が明らかになる。
(日本経済新聞2012年9月4日15面)

【CFOならこう読む】

「米経営学者、ジム・コリンズは「凡庸な企業同士が漫然と一緒になっても規模の大きい凡庸な企業ができるだけ」と言った(前掲紙)」

今日の記事では、電機業界の場合、再編は改革のスタートにすぎないのに、ゴールと勘違いしてしまい、なかなか成果が得られない旨の指摘がありますが、これは日本企業同士の再編全体に言えます。

日本の経営者は、経営統合の契約書にサインした時点で、仕事が終わったと安堵してしまいがちですが、統合の成果を出さない限り、仕事は何一つ終わっていないと、肝に銘じるべきです。

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