IFRSの強制適用、日本の判断は2013年

企業会計審議会(金融庁長官の諮問機関)で議論している国際会計基準(IFRS)の上場企業への強制適用の是非をめぐる判断が、2013年以降に持ち越される可能性が高まっている。金融庁は2012年をめどに判断を示す方針だったが、審議会では推進派と慎重派で意見が割れ、議論がまとまらないためだ。
(ロイター2012年10月2日)

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「今年7月に米証券取引委員会(SEC)がまとめたレポートでは、今後の見通しについての言及がなく、米国が実質的に判断を先送りしたとの認識が広がっている。米国では今後、大統領選を控えており、米国での適用の判断に向けた動きがあるのは13年央以降になるとの見方が出ている。日本の対応もそれに引きずられそうだ。」(前掲)

年内はIFRS関連の企業会計審議会の開催の予定はなく、強制適用の判断が来年以降に持ち越されるのは、
ほぼ確実な情勢です。

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なし