M&A箴言集ー日本電産 永守社長

当社はM&Aを繰り返し大きくなってきた。初めての対象は、1984年に買収契約を結んだ米国の大手ファンメーカー、トリンだった。トリンはすでにほかの米企業に買収されていたが、これによる事業縮小を恐れたトリンの旧経営陣が当社に「(この米企業から)改めて買収してほしい」と打診してきたのだ。
(日本経済新聞2013年3月1日27ページ 経営塾 日本電産社長 永守重信)

【CFOならこう読む】

以下、M&Aに関する永守社長の言葉です。

「・買収を決断するときに重視するのは相手の技術力だ。たとえ経営難の会社でも、技術力があれば再生は可能だ。
・海外企業を買収する際には、経営者の力を見極めて対象を絞る。海外企業を日本人がかじ取りするのは困難で、旧来の経営者に任さざるを得ないからだ。直接に会って経営方針を聞き、信頼できるかどうか判断する。」(前掲紙)

【リンク】

なし