ISS日本リサーチ 新日鉄トップ再任反対へ
3月期決算企業の株主総会が26日にピークを迎える。国内外の機関投資家に議決権行使の助言をする米インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)日本法人の石田猛行日本リサーチ代表は、新日本製鉄の会長と社長の再任反対を推奨する姿勢を明らかにした。
(NIKKEI NET2009年6月29日)
【CFOならこう読む】
本日26日は、株主総会集中日です。
機関投資家による役員選任議案反対の動きが目立つようになってきています。
ISSが役員選任議案への反対を検討するのは、次の場合だそうです。
(1)株価の騰落率が市場平均を大幅に下回る
(2)株価純資産倍率(PBR)が明らかに低い
(3)3期連続赤字
(4)社外取締役がおらずガバナンスが働かない
(2)と(4)にひっかかる会社はたくさんありますねぇ。
機関投資家がこういう方向へ向かうのは当然だし、そうあるべきだとも思いますが、会社はますます株式持ち合いに走るでしょう。
株式持合いに対する規制の強化が何にもまして必要であるとつくづく思います。
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なし