ケンウッド・ビクターの統合効果 「負ののれん」の償却について

昨日、6月5日の記事の最後にもともと次の文章がありました。

なお、「負ののれん」は税法上負債調整勘定といい、5年で益金に計上しなければな
りません。したがって毎期「負ののれん」の償却額が20億円であったとしても、これ
に課税が生じるので税引後の利益に与える効果は20億円×(1-0,4)=12億円程度と
なることに留意する必要があります。

これは、「負ののれん」の償却額に税効果を認識するという趣旨で書いたものです
が、それにしては税法上のれんが計上されると書いているのは不適切です。また、投
資の売却が見込まれない時点で税効果は認識されない(委員会報告6号57項)ので、
上の記載は妥当ではないと考え削除致しました。

SBD様、M&A会計士様ご指摘ありがとうございました。