マイクロソフト対ヤフー 敵対的買収か友好的提携か

マイクロソフトとヤフー、買収額巡り交渉大詰め・米紙報道

【シリコンバレー=村山恵一】2日の米ウォールストリート・ジャーナル紙(電子版)は関係者の話として、マイクロソフト(MS)とヤフーが買収合意に向け詰めの交渉をしている、と報じた。買収額を巡る溝を埋められるかどうかが焦点。ただ、2日中に合意に達するのは困難な情勢で、交渉が決裂する可能性もあるという。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080503AT2N0203603052008.html

【CFOならこう読む】

最新のニュースでは、「一時は敵対的買収に傾いていたMicrosoftだが、今行われている話し合いではYahoo!との友好的提携を探っている」ということです。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/03/news005.html

マイクロソフトのスティーブ・パルマーCEOは三つの選択肢、すなわち「友好的買収合意、敵対的買収、提案取り下げ」を検討していると社員集会で説明したそうですが、敵対的買収の可能性は低くなったようです。

敵対的買収ではヤフーの人材流出は避けられないとの見方があるようです。しかし、従業員にとっては、MS傘下の企業で働くことを良しとするかどうかが問題で、敵対的買収か友好的買収かは関係ないでしょう。大量の人材流出が危惧されるのであれば、”提案取り下げ”以外の選択肢はないと私は思うのですが…

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なし

※5月5日、6日は休刊します。